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2019
09.20

ミツバアケビ(三葉木通)

崖の湯周辺では、アケビの実がちょうど食べ頃になっています。
お彼岸のこの時期に間違いなく合わせたようにアケビが食べ頃になるのは、
本当に不思議です。

子供の頃に食べたアケビの実の味は、衝撃的。
白いバナナのようだと口にほおばった途端、とにかく種だらけなので、
パニックになるのが一口目。
甘いけれど、口に入れたものをほとんど出す以外に方法が見つからない敗北感。
「種は出すんだよ」と最初に言ってほしかった親を恨み目に、
二口目になかなかいけずにいました。

甘い汁だけ吸って種だけ出すのは、
なかなかの高等技ではないかと今も思うのですが、
遊びに来た友人に勧めて、ひどく不評だったことも苦い思い出です。

アケビを食べたことのある人は、私の周辺には家族以外で今までほとんどいませんでした。
何しろ、無傷で食べ頃のアケビに出会える時期はとても短い上、
アケビの争奪戦は、あまりに他の生きものたちのライバルが多いのです。

お彼岸の中日に採ってきてくれた完璧なミツバアケビ。
毎年楽しみにしていた亡き父にもお供えしましょう。

何度も食べていれば食べ方にも慣れるものです。
ほんの少しほろ苦くて、まったり甘い郷愁。
お客様にも、是非一度お試しいただきたいです。


アケビ









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