紫花豆、白花豆、白小豆、うずら豆、とら豆、まんずなる豆、
ささげ豆、シカクマメ
今年2020年に育てた豆です。
豆の棚が台風などで倒伏したりすることなく、
何とか順調に収穫できました。
若採りも美味しい、ささげ豆とマンズナル豆と白小豆は、
収穫の時期が少しずつ違うので、長い期間収穫することができました
こちらでは、天ぷら、和えもの、ごま和えにしたり、青みに使ったりしています
この地域で「ササゲ」とは、このような若採りの平豆やモロッコインゲンのことを呼び、
夏野菜の代表格となっています。
ササゲばかり食べさせられていた子供時代に、
すっかりササゲが苦手になってしまった人もいるみたいですが、
最も身近な夏野菜であることの証ですね。
成熟してから収穫する豆は、外皮が乾燥してカラカラになってから順次収穫します。
豆を長く保存できるまでには、わりあい手間がかかります
収穫した豆は、種類を分けずに、
さらに乾燥させてから、外皮を取ります。
その後も乾燥を続けて、種類別に分けて、
それぞれA品とB品と廃棄ものに分けるのです。
あとは、A品の中でも特に良いものを来年蒔く種子用に取っておき
残りが食用になります
粒の大きい花豆と白花豆は、扱いやすく
小さい豆は選るのに時間がかかります。
ですので、忙しい冬野菜の収穫と保存場所の算段、
漬け物の仕込みと下ごしらえが済んで、一段落してからじゃないと
取り組むことができません
結局、ここ数年は年が明けてからのお仕事になっていますが、
豆の乾燥は肝ですから均一な品質を目指すってことで、
妥当なタイミングになっています。
無農薬なので、虫の被害が多いです。
根切り虫とカメムシとニジュウヤホシテントウが主な敵です
今年は木酢液の散布を2度ばかり行いましたが、
感覚的には、年々被害は少なくなっているような気がします
自家採取した種を蒔き続けて10年近く経つでしょうか。
私の放任と畑の土などの環境に合った種子に近づいていると良いな、と願うばかり
お客様にお出しできる豆メニューのレパートリーも増やしたいところです。
こちらは、うずら豆のA品。
何故か虫の被害が少ないので、育てやすい!
寒中お見舞い申し上げます
皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます
崖の湯では15日に三九郎という行事を行いました
三九郎は、若年に松飾や古いお札、ダルマを焚き上げて
無病息災を願う、どんど焼きのような行事です
柳や水ぶさ(ミズキ)の枝に米粉で作った繭玉を挿して飾り、
火にかざして焼いて食べます
子供が主役のまつり事ですが、
崖ではもっぱら大人の新年の挨拶の場になっています
ほんのひと時ですが、竹の爆ぜる音、立ち上る炎と熱気
少し強い風を心配しながら、炎が落ち着くと安心して
団子を焼いて、皆でいただいて(もらった団子のほうがご利益があるとか)
お正月行事が終わります
玄関に飾った繭玉は、もう少し飾っておきます
早くはぜて落ちた方が縁起が良いと母は言っていました
散らかるなんて野暮なのです、だって縁起が良いのですもの!
神様仏様のの様お薬師様にお祈りすることに、年々念が入ります