4月の寒さは、まだ続いています。
この寒さで、なかなか畑始めのジャガイモの植え付けに踏み切れないのですが、
(となりも向かいもすでに植え終わっています)
私が畑に頻繁に来るわけは、昨年の秋に種子から出てきた
小松菜の菜の花を摘むためです。
菜の花は、3月の下旬から採れ始め、今もずっと続いています。
今年はお客様にほとんどお出しできませんでしたが、嬉しい大豊作。
育ちの良かった、大きな株の方が太くてたくさんの花穂が採れます。
1番花、2番花、3番花まで、だんだん細くなりますが、
収穫できる本数は2番花から急に増えます。
今はちょうど2番花の最盛期ですので、頻繁に通わないと菜の花の開花が進んでしまいます。
この寒さのおかげで、長く収穫できているのかもしれません。
大好きなので毎日いただいています。
さっと茹でてから塩漬けにする大原千鶴さんの漬物のレシピが、
塩気が少なく、食べやすくて気に入っていますが、
本当は、祖母が作っていた、糠の入った漬け方が知りたいのです。
発泡スチロールの箱に大胆に漬けてありましたが、
お茶粥に合わせると本当に美味しかった。
これだけ菜の花があるのですから、いっちょ試しに作ってみましょうか。
お茶粥が食べたくなってきました。
昨年は、冬季閉鎖の解除がとても遅れて、
連休に楽しみにしてこられたお客様には、
大変ガッカリされていたことを思い出しましたが、
今年は、4月20日(月)に解除されました。
待ちわびた方々が次々と車で上がっていく様子に、
この状況で、複雑な思いがしていましたが、
昨日、塩尻市の観光課の看板が駐車場に立てかけてありました。
長野県の「連休の観光はお休みです」という趣旨に沿ったものでしょうか、
感染防止のため、高ボッチ高原への立ち入りを極力避けてください、
との内容でした。
それなりに効果があったのか、
今日は冬季閉鎖の時のような静けさです。
夕暮れになると聞き馴染みのある、
嬉しい野鳥のさえずりが聴こえてきました。
毎年来てくれて、ありがとうって心から伝えたい。
これからの子育て頑張って!
山の営みは、いつもどおり
新芽の季節は一番嬉しい季節です。
山の神様が笑いながら駆け上っていくと、
ヤマザクラが咲いて、広葉樹林は色合い豊かな新芽が吹き出し、
森がポコポコしてくるようです。
広葉樹の森は、もちろん素敵ですが、
高ボッチ高原は、カラマツの林も多いです。
カラマツの新芽は、浅黄色の新芽から鮮やかな黄緑色の新葉になるまでが
とてもかわいらしく、触り心地もやさしい
広葉樹よりも少し早く芽吹きますので、
春の訪れをいち早く知るのは、カラマツ林の色の変化の方かもしれません。
「山が黄色くなってきたな」というのは、亡父の春を告げる一言。
黄色っていえば黄色かな、
淡い黄色は、目の覚めるような黄緑色の新葉とは対照的な
ささやかな色の変化です。
写真に撮っても、目で見る色が出ないのは私の腕のなさ
コロナウィルス感染防止のため、
今年のGWの営業につきましては、
残念ながらお休みとすることにいたしました。
営業再開につきましては、状況を見て、お知らせいたします。
皆様と、また元気にお会いできる日を心待ちにいたしております。
こちらはようやく桜が満開に近づいています。
よい季節になり山菜も出てきましたのに、
味わっていただけないのは本当に残念です。
4月になってから、暖冬の反動なのでしょうか、寒いのです。
昨日は、崖の湯にはほとんど積もらなかったものの、
鉢伏山は、真っ白になりました。
こちらは塩尻市片丘から見た高ボッチと鉢伏山です。
中腹の真ん中にポチッと崖の湯の崖も写りました。
(あまりに小さいので、心の目で見てください)
長野県の桜の名所は、すべてイベントが中止となりましたが、
松本城の桜もこの寒さでなかなか満開になれないようです。
崖の湯でも、桜の開花はもう間近と見ています。
桜がぐずぐずしている間に、ニリンソウやアズマイチゲの方が
先に咲きはじめました。
ワサビの花もこの寒さでなかなか開花してきませんが、
今年は皆さんに召し上がっていただけるのかどうかも、
先が見えず、悩ましいことです。
ご近所の畑は始まっています。
そろそろ畑のことも始めたいのですが、
こう寒くては動けません。
ここはひとつ、畑仕事よりも庭(山)仕事を優先することにしましょう!
修理から戻ってきたエンジンチェーンソーと
新入りの小型のバッテリー式のチェーンソーで、
伐るという作業は、今までよりも、たぶん楽になるはず。