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2019
01.22

うっすら雪が積もりました

何か静かな朝だと思ったら、雪が降っていました。
まさに「静かな静かな山の宿」。
気温も⁻7℃と寒く、こんな日は布団から出るのに時間がかかります。

朝からお昼前まで降って、4cmくらい積もりました。
同じくらいの積雪が年末に1回、年始に1回しか積もっておらず、
私にとっては、今シーズン初めての雪かきでした。
坂道をかいて下界を見てみると、すでに地面が茶色い様子。
下は降っても積もらなかったようです。

一昨日は朝からプラスの気温で、
北側斜面の雪もほとんど解けていました。
ずっと気になっている山仕事に、
いよいよ重い腰を上げないといけない状況でしたが、
この雪で、少し先延ばしする言い訳ができました。

それにしても、昨シーズンに比べると今のところ、暖かいです。
野沢菜の樽の蓋が凍らず、バールの助けが必要ないなんて、
この時期ほとんど経験がありません。
今一番味の乗ってくる時期なので、漬物にとっては試練です。

昨日は見そびれてしまったけれど、
気を取り直して、今夜は十六夜のスーパームーン。
薬師堂の真上から積もったばかりの雪を照らして、
参道の足元をキラキラと道案内してくれました。

ユキヒカリ 


2019
01.02

謹賀新年(寒湯)

Category: 未分類


新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。


元旦の崖の湯は、朝-6℃とお正月らしい気温となりました。

夜からの雪が4㎝くらい積もって、道路以外は、雪が融けずに白い世界です。


農閑期の湯治は、寒湯(かんゆ)と呼ばれ、

1日に数回の入浴と食事と休憩を繰り返して、

温泉に反応する身体の様子と向き合いながら、

肉体の回復とともに、日常生活から切り離れて、心のリフレッシュもはかるものです。


いうなれば、「食っちゃ寝+温泉入浴」なのですが、

これが実際にやってみると、予想外にハードな過ごし方で、

1日はあっという間に過ぎてしまいます。


慣れた方は、1週間以上滞在されますが、

まずは、3泊程の滞在で、身体の様子をみるというのがおすすめです。


入浴の仕方としては、短い時間から始めて、決して無理のないように入ることです。

個人差のあることなので、治したい一心で頑張りすぎるのは、良くないものなのです。


こちらのお湯では、2,3日後に痛みが出てくることがあります。

そんな方は、お湯が効いていることですので、

帰宅されると痛みが消えて回復されることが多いようです。

もちろん、痛みがなく回復される方もいらっしゃいます。


山上旅館では、湯治の風習を大切にしながら、

今年も皆様のお越しをお待ち申し上げております。


三九郎

三九郎(さんくろう=どんど焼き)は、小正月の行事です。

この土台にお正月の外飾りやダルマやお札をつけて燃やします。

繭玉に見立てた柳の枝に団子をつけて焼き、1年の無病息災を祈念するのです。


最近は、15日(小正月)を待たずに、週末に繰り上げて行うことが多く、

繭玉も団子ではなくマシュマロを焼くこともあるようです。

何故か、この時期スーパーマーケットにマシュマロがたくさん売られるようになりました。

焦がしたコーヒー味のマシュマロは、確かに美味しんですけどね。





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