近所のアルプス市場(農産品直売所)で、
入口の一番目立つ場所に朴(ほお)の葉っぱが販売されていました。
朴の葉っぱは大きくて、とても良い香り。
この葉っぱに、あずきの餡子入りのお餅を包み、蒸し器で蒸すと、
香りが移って、それは美味しいお菓子ができあがります。
枝に輪生する葉っぱをそのまま活かして餅を包む姿も素晴らしいのです。
木曽地方では、5月の中旬から7月中旬まで「ほお葉もち」が季節限定の
名物お菓子として販売されています。
特に「田ぐち」の「ほうば巻」は、地元では有名な名店。
1年に一度は味わっておきたい一品です。
木曽に行かないと購入できなかったこのお菓子が
松本市内にできた木曽のアンテナショップで
手に入れることができるようになりました。
アルプス市場から西に真っすぐ進むと田川にかかる橋の手前の寿警察署を右折、
川沿いに100mくらいのD2(ケーオーデイツー)の奥隣にあります。
崖の湯からは、15分くらいで到着するので、便利も良いです。
ただし、かなり人気のお菓子ですので、午前中のうちに行くことをお勧めします。
お客様を平田駅にお送りした後、お店に寄ってみました。
なんとか購入することができ、嬉しい限り。
数年ぶりの味でしたが、やっぱり美味しーい!
アルプス市場では自宅で「朴葉もち」を手作りする方のために
販売されていた葉っぱです。
背の高い大きな木に育ちますので、葉っぱを採りやすいように低く、
たくさん葉っぱが採れるよう、枝が多く育つようにちゃんと仕立てられていないと
採ることが難しいのです。
木曽には庭木にそんな仕立ての木がありますので、感心してしまいます。
山上にも朴の木があります。
ですが、高枝切りバサミを使ってもよい葉っぱには届かない、、、。
仕方なく、手が届く範囲の陽の当たらないナヨナヨした葉っぱで、
朴葉もちを作ったことがありますが、
やはり香りが今一つ弱いところが悲しいところでした。
硬くなった餅は、葉っぱごと蒸しなおしたり、網でこんがり焼くと美味しいです。
包装袋のデザインも素敵なのです