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2016
12.04

野沢菜の収穫

Category: 畑のこと

「なっぱもう漬けた?」という会話は、

こちらでは12月の始めに交わされる挨拶です。


最近は、なっぱを漬ける家が少なくなっているようですが、

崖の湯では、今でも各旅館がこだわりを持って、仕込んでいます。


畑の稲核菜(いねこきな)と野沢菜は、しっかり霜にあたり、

甘味が出てきたので、ようやく収穫の段取りとなりました。


稲核菜は、旧奈川村の稲核地区で大切に受け継がれている品種で、

野沢菜よりも辛みがあって、幅の広い葉っぱが特徴のものです。

独特の風味が気に入っているので、ずっとメインの品種にしています。

野沢菜は、この2年ほど美味しく育ってくれているので、

今年は少し多めに種まきしました。


昨年は、秋の長雨の影響で、本当に育ちが悪くて思うようにできませんでしたが、

今年は、少し早めに蒔いた影響からか、育ちは例年になく良かったです。

ですが、11月の思わぬ雪と翌日の霜で茎が折れる被害が大きく影響して、

全体としては不作となってしまい、

直売所では連日野沢菜を買うために行列などあったと聞きました。


こちらの畑でも20センチ近くの積雪の重さで、

うちにしては珍しく大きく育った茎が折れてしまいましたが、

自分のところの漬物にするには十分の量を収穫することができました。


畑では小さい株などは残して、来年春の菜の花の収穫を期待しています。

シカに食べられませんように。



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