1月29日は、朝から夜まで-1℃でした。
この時期の気温としては、暖かい日ですので、雪ではなく雨が1日中降りました。
この雨は、樹木、電線、車など、落ちた衝撃で途端に凍るという不思議な現象で、
すべてのものを氷のコーティングしてしまいます。
その氷が1日中降り続いた雨のおかげで、とても大きくなってしまいました。

夜になると重みに樹木が耐えられず、
山からピシピシと枝の折れる音やズズーンと倒れる音がひっきりなしに響きわたり、
23時頃ついに停電になってしまいました。
その音は一晩中続き、朝になると、
家の前の坂道は、アカマツの落枝でふさがれていました。
電気の復旧は、翌日の夜9時30分。
同じ標高帯では松本地域のたくさんの場所で倒木と停電があった中、
多くの中部電力の作業員さんが尽力してくださいまして、
おかげさまで2晩目の停電は免れることができました。
さすがに翌日のお客様にはキャンセルしていただかざるを得ませんでしたが、
この状況では、来ていただける状況ではありませんので、仕方ありません。
崖の湯では人の被害がなく、一部で自動車や家屋に被害があったようですが、
山上旅館では幸い被害がありませんでした。
膨大な量の枝や倒木の片付けは、大きな宿題です。
いまだ低温が続いているため、日当たりの悪い木は今も氷が融けずに
氷の重さで大きく湾曲しています。
2、3年に1度は見られる現象ですが、
被害が出るほどの規模は18年ぶりです。
陽の当たったガラス細工は、まぶしく輝いてとても美しいものです。
折れてしまった樹を見るとがっかりしてしまいますが、
先を見て、「それでも山づくりをする努力を続けなくちゃいけないよ」と
笑顔で言われたご近所の師匠に脱帽なのでした。

この時期の気温としては、暖かい日ですので、雪ではなく雨が1日中降りました。
この雨は、樹木、電線、車など、落ちた衝撃で途端に凍るという不思議な現象で、
すべてのものを氷のコーティングしてしまいます。
その氷が1日中降り続いた雨のおかげで、とても大きくなってしまいました。

夜になると重みに樹木が耐えられず、
山からピシピシと枝の折れる音やズズーンと倒れる音がひっきりなしに響きわたり、
23時頃ついに停電になってしまいました。
その音は一晩中続き、朝になると、
家の前の坂道は、アカマツの落枝でふさがれていました。

電気の復旧は、翌日の夜9時30分。
同じ標高帯では松本地域のたくさんの場所で倒木と停電があった中、
多くの中部電力の作業員さんが尽力してくださいまして、
おかげさまで2晩目の停電は免れることができました。
さすがに翌日のお客様にはキャンセルしていただかざるを得ませんでしたが、
この状況では、来ていただける状況ではありませんので、仕方ありません。
崖の湯では人の被害がなく、一部で自動車や家屋に被害があったようですが、
山上旅館では幸い被害がありませんでした。
膨大な量の枝や倒木の片付けは、大きな宿題です。
いまだ低温が続いているため、日当たりの悪い木は今も氷が融けずに
氷の重さで大きく湾曲しています。
2、3年に1度は見られる現象ですが、
被害が出るほどの規模は18年ぶりです。
陽の当たったガラス細工は、まぶしく輝いてとても美しいものです。
折れてしまった樹を見るとがっかりしてしまいますが、
先を見て、「それでも山づくりをする努力を続けなくちゃいけないよ」と
笑顔で言われたご近所の師匠に脱帽なのでした。

凍り餅は、スーパー保存食です。
お餅を凍らせて乾燥したものですが、
作るには、大事な要素があります。
それは、-8℃以下という気温です。
今シーズンは、年明けでも氷点下になるかならないかという暖冬でしたので、
作ることはできないのではないかと半ば諦めていましたが、
週間予報で-8℃という表示が出ましたので、急遽お餅を搗くことに決めました。
うちで作る凍り餅は、作り方を忘れないために作り続けることが身上ですので
ほんの少し作るだけですが、
同じ内田地区にはたくさん作る名人がいます。
毎年凍り餅が何百連も吊るされている様子は圧巻!
見るだけで、ジーンとしてしまいます。
凍り餅がスーパー保存食である所以は、
何年常温で置いておいても虫が食わず、
品質が変わらないということです。
砕いて和菓子の材料にしたり、
お湯に溶かして離乳食や介護食にしたり、
そのまま素揚げにしてお醤油をからませたり、
山などでの非常食に備えたり、と利用の幅は広いです。
1月25日(月)は午後8時の時点で-10℃。
この好機に合わせて、和紙に包んだのし餅を3日間水に浸しておきましたので、
痛い寒さの中、軒に吊るしました。
1日目の寒さがとにかく重要らしいのですが、
この後、融けたり凍ったりを繰り返して、お彼岸前まで乾燥させます。
そうするとお餅の中に空気の層ができて、見た目はパイのようになるのです。
何度も失敗をしていますが、今年は今までで一番上手にできますように。
お餅を凍らせて乾燥したものですが、
作るには、大事な要素があります。
それは、-8℃以下という気温です。
今シーズンは、年明けでも氷点下になるかならないかという暖冬でしたので、
作ることはできないのではないかと半ば諦めていましたが、
週間予報で-8℃という表示が出ましたので、急遽お餅を搗くことに決めました。
うちで作る凍り餅は、作り方を忘れないために作り続けることが身上ですので
ほんの少し作るだけですが、
同じ内田地区にはたくさん作る名人がいます。
毎年凍り餅が何百連も吊るされている様子は圧巻!
見るだけで、ジーンとしてしまいます。
凍り餅がスーパー保存食である所以は、
何年常温で置いておいても虫が食わず、
品質が変わらないということです。
砕いて和菓子の材料にしたり、
お湯に溶かして離乳食や介護食にしたり、
そのまま素揚げにしてお醤油をからませたり、
山などでの非常食に備えたり、と利用の幅は広いです。
1月25日(月)は午後8時の時点で-10℃。
この好機に合わせて、和紙に包んだのし餅を3日間水に浸しておきましたので、
痛い寒さの中、軒に吊るしました。
1日目の寒さがとにかく重要らしいのですが、
この後、融けたり凍ったりを繰り返して、お彼岸前まで乾燥させます。
そうするとお餅の中に空気の層ができて、見た目はパイのようになるのです。
何度も失敗をしていますが、今年は今までで一番上手にできますように。
東京に雪が積もって、大きなニュースとなっていました。
こちらでも、17日(日)未明から18日(月)の午後にかけて、
松本平にはたっぷりの雪が積もり、
市街地では30cmを超え、崖の湯では40cmを超えました。
2、3日は雪かきに追われましたが、
崖の湯に通じる道路は月曜日の11時頃、除雪車により通行可能になりました。
一度にこれだけ多くの雪が積もりますと、
松本はそもそも雪が少ない地域ですので、
交通インフラはズタズタになってしまいます。
高速道路は上下通行止め、国道は大渋滞、JR中央線の特急あずさは運休、
市街地の道路は、除雪が間に合わず圧雪でぼっこぼこ、という有様です。
松本に降る雪は、太平洋側に発生する低気圧が東京に降らせる雪と同じです。
長野県では上雪(かみゆき)と呼ばれています。
通常、冬型の日本海側に降る雪(下雪)は、松本にほとんど積もりません。
高いアルプス山脈のおかげです。
21日(木)の雪は、冬型でしたので、松本にはさほど積もりませんでしたが、
長野地方や白馬などはこの日にたくさん積もりましたので、
現在雪不足のスキー場は、全県でほぼなくなったのではないかと思われます。
今日現在の鉄道やバスなどの公共交通は通常運行になっています。
高速道路も走行可能です。
雪が降ると本当に静けさを感じることができます。
誰も踏んでいない雪原で、雪だるまやかまくらを作りたい方にはお勧め。
満月が近いせいか、雪に木の影が映り、月あかりの雪景色も幻想的です。
こちらでも、17日(日)未明から18日(月)の午後にかけて、
松本平にはたっぷりの雪が積もり、
市街地では30cmを超え、崖の湯では40cmを超えました。
2、3日は雪かきに追われましたが、
崖の湯に通じる道路は月曜日の11時頃、除雪車により通行可能になりました。
一度にこれだけ多くの雪が積もりますと、
松本はそもそも雪が少ない地域ですので、
交通インフラはズタズタになってしまいます。
高速道路は上下通行止め、国道は大渋滞、JR中央線の特急あずさは運休、
市街地の道路は、除雪が間に合わず圧雪でぼっこぼこ、という有様です。
松本に降る雪は、太平洋側に発生する低気圧が東京に降らせる雪と同じです。
長野県では上雪(かみゆき)と呼ばれています。
通常、冬型の日本海側に降る雪(下雪)は、松本にほとんど積もりません。
高いアルプス山脈のおかげです。
21日(木)の雪は、冬型でしたので、松本にはさほど積もりませんでしたが、
長野地方や白馬などはこの日にたくさん積もりましたので、
現在雪不足のスキー場は、全県でほぼなくなったのではないかと思われます。
今日現在の鉄道やバスなどの公共交通は通常運行になっています。
高速道路も走行可能です。
雪が降ると本当に静けさを感じることができます。
誰も踏んでいない雪原で、雪だるまやかまくらを作りたい方にはお勧め。
満月が近いせいか、雪に木の影が映り、月あかりの雪景色も幻想的です。

今日は、小正月の行事「三九郎」を行いました。
なぜ松本地方では「さんくろう」というのでしょうか?
どんどん焼きと同じように、お正月の松飾りや昨年の御札、だるまなどを
竹で組んだ支柱に稲わらで組み上げた土台にくくり、焚き上げて
1年の無病息災を願う、本来は子供が主役の行事です。
崖の湯あたりは子供が少ないので、すっかり大人の行事となっていますが、
それでも近所が寄り合って、各家で作った繭玉のお団子を柳の枝に刺して焼き、
皆で食べあうのは楽しいものです。
小正月は1月15日です。
年末年始の忙しさが落ち着いて、やっと一息のタイミング。
繭玉を食べると1年風邪をひかないとか、
焦げた団子はおなかをこわさないという意味があるそうです。
農家にとっても大事な行事ですが、
成人の日が第2週の日曜日になってしまってからは、
地域によって、毎年日を決めて行なわなくてはいけません。崖の湯では、毎年15日の夕方と決めていますので、
ご覧になりたい方は、どなたでもどうぞご参加くださいませ。
竹の爆ぜる豪快な音!
炎の高いこと、熱いこと。
熾き火で焼きたての団子の味。
毎年行なうことができることに感謝です。
*この写真は、昨年の三九郎の様子です。例年こんな感じですが、
今年は雪がまったくありませんでした。
なぜ松本地方では「さんくろう」というのでしょうか?
どんどん焼きと同じように、お正月の松飾りや昨年の御札、だるまなどを
竹で組んだ支柱に稲わらで組み上げた土台にくくり、焚き上げて
1年の無病息災を願う、本来は子供が主役の行事です。
崖の湯あたりは子供が少ないので、すっかり大人の行事となっていますが、
それでも近所が寄り合って、各家で作った繭玉のお団子を柳の枝に刺して焼き、
皆で食べあうのは楽しいものです。
小正月は1月15日です。
年末年始の忙しさが落ち着いて、やっと一息のタイミング。
繭玉を食べると1年風邪をひかないとか、
焦げた団子はおなかをこわさないという意味があるそうです。
農家にとっても大事な行事ですが、
成人の日が第2週の日曜日になってしまってからは、
地域によって、毎年日を決めて行なわなくてはいけません。崖の湯では、毎年15日の夕方と決めていますので、
ご覧になりたい方は、どなたでもどうぞご参加くださいませ。
竹の爆ぜる豪快な音!
炎の高いこと、熱いこと。
熾き火で焼きたての団子の味。
毎年行なうことができることに感謝です。
*この写真は、昨年の三九郎の様子です。例年こんな感じですが、
今年は雪がまったくありませんでした。
牛伏寺は、崖の湯の北に位置する真言密教の古刹です。
今年の厄除縁日大祭は、1月10日(日)、11日(月)に開催されます。
お車でいらっしゃるお客様には無料の駐車場がございますが、
当日は渋滞となり、周辺道路が一方通行に規制されますので、
時間に余裕を持ってお越しください。
東山山麓線も牛伏寺入口付近は渋滞します。
当館にご宿泊のお客様には、お近くまでお送りいたしますので、
お気軽にご相談くださいませ。
参道には多くの屋台が軒を連ねます。
長い参道ですが、お参り後の帰り道は楽しみです。
おすすめは、地酒の熱燗、手づくりの甘酒、松本だるま。
「松本だるま」は、往きに買ってから、
一緒にお参りするとご利益があるようです。
10日夜は、午後10時くらいまで開いている屋台があります。
ひと昔前までは一晩中参詣者の往来が絶えなかったそうですので、
とても寒いけれど、駐車場の空いている夜の参詣もおすすめです。
厄除法要は午前0時頃まで行なわれています。
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今年の厄除縁日大祭は、1月10日(日)、11日(月)に開催されます。
お車でいらっしゃるお客様には無料の駐車場がございますが、
当日は渋滞となり、周辺道路が一方通行に規制されますので、
時間に余裕を持ってお越しください。
東山山麓線も牛伏寺入口付近は渋滞します。
当館にご宿泊のお客様には、お近くまでお送りいたしますので、
お気軽にご相談くださいませ。
参道には多くの屋台が軒を連ねます。
長い参道ですが、お参り後の帰り道は楽しみです。
おすすめは、地酒の熱燗、手づくりの甘酒、松本だるま。
「松本だるま」は、往きに買ってから、
一緒にお参りするとご利益があるようです。
10日夜は、午後10時くらいまで開いている屋台があります。
ひと昔前までは一晩中参詣者の往来が絶えなかったそうですので、
とても寒いけれど、駐車場の空いている夜の参詣もおすすめです。
厄除法要は午前0時頃まで行なわれています。
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