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2015
09.27

クリタケ

Category: 食べもの
崖の湯の旅館では、それぞれに原木キノコを栽培しています。
山上旅館でもシイタケ、クリタケ、ナメコやヒラタケの栽培をしています。
シイタケは春と秋に出ますが、その他のキノコは、秋だけ発生します。
ナメコやヒラタケは、原木に植菌してから2年ほどで出なくなってしまうので、
今はほとんど出ませんが、シイタケやクリタケは、6年くらい経っても出てくれます。

直売所のマツタケは、少なくなってきていますが、
今は、クリタケの全盛です。

うちのクリタケもよく発生してくれました。
このあたりは、昔、天然のクリ林だったとのこと。
今もクリの木が残っているので、
野生のクリタケもよく出ます。

毎年、クリタケとクリの実を合わせて、「クリクリご飯」を炊き込みます。
今年は、クリの実も同じ時期に落ちてきたので、
タイミングがちょうど合いました。

また、クリタケは、カラマツ林に生えるハナイグチやシロヌメリイグチなどの
天然の雑きのこと合わせて、お鍋で一緒に煮ると
旨みが混ざり合ってとても美味しいものです。
お客様にお出しするのは、こちらのほうが多いです。
ただし、ハナイグチ(こちらではリコボウ、ジコボウと呼びます)などの発生の時期が
クリタケの発生と重なるのは、短い期間なので、逃さずにいただきたいもの。
山に採りに行く時間は、貴重な楽しみです。

kinoko1
手前はシロヌメリイグチ、奥はハナイグチ


2015
09.14

秋ソバの花

Category: おすすめ
毎年、地区の運動会の開かれるこの頃は、秋ソバの花が見ごろを迎えます。
今年は雨が多く、少し遅れている印象ですが、
これから9月末頃まで楽しむことができると思います。

東山山麓線の崖ノ湯口交差点のすぐ北にある農道を上って振り返ると
晴れた日は北アルプスを背景にそばの花畑という、信州らしい景色が広がっていて、
写真を撮っている人をよくお見かけします。

東山山麓線(しののめの道)は、見晴らしのよい道です。
塩尻市の熊井地区、片丘地区、松本市の内田地区、中山地区を通る道すがら、
秋のピリッと冷え込んだ空気の午前中に、
青空と北アルプスの見晴らしとそば畑と田んぼのコントラストをご覧くださいませ。

         sobakesiki
2015
09.12

秋の七草

ずっと雨続きで、あまり外を見ていませんでしたが、
昨日から晴れ間も見えてきましたので、
少し秋のお花情報です。

秋の七草といえば、萩(ハギ)、桔梗(キキョウ)、葛(クズ)、女郎花(オミナエシ)、
藤袴(フジバカマ)、薄(ススキ)、撫子(ナデシコ)ですが、

山上旅館では、オミナエシの代わりにミズヒキ、ナデシコの代わりにツリフネソウ
というところでしょうか。

ハギは、7月下旬から今までずっと咲いています。
キキョウは、8月始めから今も咲いています。
クズは、お盆過ぎから咲いています。
ミズヒキは、お盆から咲いています。斑入りの葉や白花もあって、
ちょっとしたバリエーションがあります。
フジバカマは、アサギマダラ(蝶)に免じて、コメントなし。
ツリフネソウは、お盆過ぎから咲き始めました。
ピンク色のツリフネソウと黄色のキツリフネが沢沿いに咲き競っています。
ススキは、最近穂が出てきて、すでにお月見に備えているかのようです。

春の花が咲いた時の嬉しい気持ちと
秋の花が咲いた時の侘しさの混じる気持ちは、
毎年慌しくグルグル廻ってきます。
冬の存在があまりに大きいことの証しですね。



2015
09.10

松茸情報

Category: 食べもの
梅雨明けしてから8月のお盆まで、ほとんど降らなかった雨ですが、
お盆過ぎから今までは、雨ばかり降って、すっかり寒くなっています。

この寒さと雨で、待ちに待ったマツタケが出始めました。
2、3日前から直売所にも少しだけお目見えしています。

寒くなったとはいえ、まだ気温が高いため、香りはほのかとのことですが、
なんのなんの十分に高貴な香りであります。
この先、本来の時期にマツタケが出てくれる保障はありませんので、
とにかく今出てくれたことに感謝していただきます。

そのほかの雑キノコも出始めた様子。
リコボウ(ハナイグチ)やアミタケなど、
きのこ狩りが楽しみな時期になってきました。
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