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2015
08.15

学童疎開

Category: 崖の湯今昔
崖の湯では、戦時中、東京からの学童疎開を受け入れていました。
中野区の小学校の生徒たちです。
崖の湯の各旅館に分かれて滞在していたそうです。

高学年だった方は記憶に残されているようで、
訪ねてくださる方がいらっしゃいます。
こちらでは、おいでいただいた方のために
後に訪ねてくださった方の名簿を控えています。

ここから小学校まで歩いて通っていたとのこと。
登校の道すがら、桑畑の桑の実をこっそり食べて、
実の紫色に染まった口で農家にばれてしまい、
しかられた思い出など話してくださいます。

そのころの桑の木の名残でしょうか。
今も崖ノ湯口の交差点から崖の湯に上っていく道沿いには、
大きな桑の木が何本も残っています。

その樹には葛のつるが巻きついて、モンスターのようになっていますが、
その葛に紫色の花が咲きだしました。
濃い香りがあたりに漂っています。
花の時期が長く、8月下旬から9初旬くらいまででしょうか。

お盆を過ぎた途端に、崖の湯には涼しい秋の風が吹き始めました。

2015
08.02

高ボッチの草競馬はおすすめです

毎年8月の第1日曜日は、高ボッチ高原で草競馬が開かれます。
今年も良く晴れて、賑わった様子です。

日本一高い標高で行われる草競馬では、
ポニーからサラブレッドまでたくさんのいろんな馬が走ります。
ジョッキーも子供から大人までさまざま。
高山植物も夏の花の美しい時期で、文字どおり花をそえてくれています。

のどかなお祭りで、家族連れでバーベキューしながら見学したり、
競馬を見たついでにお花の写真を撮ったりと、
のんびり楽しめる雰囲気がとても心地よいようです。

この日だけは、塩尻駅からシャトルバスが何本も出ていますので、
時間帯によっては多少混みますが、うまく利用すると山行きにも便利です。

高ボッチスカイラインは、7時30分から15時30分まで塩尻側からは上りの、
高ボッチから崖の湯までは下り一方通行になります。


前日、崖の湯にご宿泊のお客様で、遠回りされたくない場合には
7時30分前に上っていただくようおすすめしています。

もともとは、地元の農耕馬を競わせていたとのこと。
現在はトラックで運ぶのですが、
早朝からたくさんの馬が運ばれていく様子を見ていると、
こちらまでウキウキしてきます。
カラマツ林と草原と競馬場と馬。
涼しい高原の風に吹かれて、下界の暑さを忘れさせてくれるのではないでしょうか。  
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