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2017
10.31

台風一過と紅葉

2週続けての台風の影響で、
週末アウトドアの計画を立てられていたお客様には
お気の毒なことでした。
これだけ雨が続くと日照不足など畑の作物にも良くない影響が出そうです。

崖の湯では、昨日久しぶりに北アルプス連山を仰ぐことができ、
その頂には白い雪がついていました。
いよいよやってくる寒い季節の到来を感じる瞬間。
とはいえ、スカッと晴れ渡った青い空と紅葉真っ只中の山の麓のコントラストに
気持ちが上がります。

紅葉は、現在標高700m付近まで降りてきました。
崖の湯は、まさにベストシーズン。
今週末こそキリっと澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んで、
紅葉狩りとアルプス眺望を楽しんでいただけたら、幸いです。

今年は長雨と台風の風に影響を受けて、1週間くらい遅れている印象です。
色が変わる前に葉が落ちてしまった木もありますが、
このところの寒さで、日一日と色づいています。
色づきは昨年より鮮やかな印象で、
広葉樹が落葉した後に見頃になるカラマツの黄葉が
楽しみになってきました。


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2017
09.20

スズメバチの巣

今年は、スズメバチが全国的にも大変多く巣をかけているようです。
こちらもその流行に乗っているらしく、
キイロスズメバチがいくつも巣を作っています。

今年の特徴は、軒先や屋根裏だけでなく、
コウヤマキやカエデ類の樹にも巣をかけていること。
近頃は巣がモクモクと大きくなっているので、樹も重たそうです。

台風18号の時、風の被害を受けた畑と違い、
不安定そうな樹中のスズメバチたちは、
台風なんて関係なく今日も元気いっぱいに働いています。

ところで、スズメバチの巣って何でできているのかご存知ですか?

正確なことはわかりませんが、木の樹皮を噛んでパテ状に仕立て、
巣の外側に2枚貝を張り付けていくように大きくしていくように見えます。
外壁の外側を大きくして、外壁の内側を壊し、巣の本体を広げて、段も増やしていくなんて、
建て方にも迫力を感じます。

こちらでの巣材の一番人気は、ヒノキの樹皮でしょうか。
木の下にいると、パチパチと樹皮を噛じりとる音がとても賑やかです。
やっぱり家はヒノキ造りが一番ってことかもしれません。

棟梁の蜂は、女王なのか娘の働きバチなのか?
数千の蜂が住む、デザイン性、機能性を兼ね備えた巨大建造物は、
そのすばらしさを称えたい気持ちと、
あんなにがんばって作っても、冬の訪れとともに娘の働きバチは死に、
女王は巣を出て、たった1匹で山の中で冬を越すという過酷な運命に、
自然の厳しさを感じます。

せめて、暖かくて丈夫そうな巣の中で冬越しすれば良いのに、
と思うのは、私だけでしょうか?



2017
08.28

虫の声

崖の湯は、朝晩が一段と涼しくなってきました。
お盆のころにたくさんいたスイッチョ(キリギリス)は、今は落ち着いて、
最近増えてきたのは、コオロギです。
建物は木造ですので、虫たちにとっては、林の中にでもいるような気分なのでしょうか?
廊下でも部屋でも気持ち良さそうに鳴いています。
寝るときにはちょっと迷惑ですが、
スイッチョと違って、なかなか姿を見つけられないのが悩みの種ですね。

それでも、昨晩はお風呂場に入り込んだコオロギ君の反響した声が
風雅な温泉時間を盛り上げてくれました。
やはり姿は見つけられませんでしたが。

日中の蝉の声は、相変わらず賑やかです。
エゾゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、、。
でも、蝉には敵が多いんですよ。
カラスなどの鳥に追われ、肉食のトンボやクモ、野良猫たち、、。
たくさんいるけれど、たくさん食べられてしまう。
激しい世界を突きつけられます。



2017
03.12

春の便り

今年は雪が少なく、小鳥たちのさえずりが早いような気がします。


横に流れる川沿いのミソサザイは、小さな小さな赤茶色の身体を反らせて、

びっくりするような大きな鳴き声で、メスを呼んでいます。


あんなに小さな身体のどこから大きくて美しい声が出るのでしょうか?

冬の間は地啼きで、チャッチャッという声なのに、

さえずりはカタカナで表現できない見事なロングトーン。

巣作りが始まるまで、しばらく崖に響き渡ることでしょう。


野良猫に狙われやしないか、それだけが心配です。


陽当たりのよいところは、フクジュソウとスノードロップが咲き始めました。


このまま雪が降らないとは思っていませんが、

やっと感じられる春の兆しというところです。



2016
11.05

紅葉の様子

毎年紅葉の最盛期は、10月の下旬なのですが、今年は遅れています。
色づきはいまいちですが、それでも今週末が一番良さそうな気配です。

柿の葉の紅葉で、毎年柿の葉寿司を作るのが楽しみですが、
今年はあまり紅葉しないまま落葉していて、作る気持ちになりません。
ダンコウバイがいまだ黄色い葉っぱをつけているのは、
長く楽しめてよいのですが。

ハイライトは、西日が森に差し込み、
ケヤキ、エノキ、ダンコウバイ、コナラ、カラマツなど、
紅葉の森が輝きだす午後3時頃から日没まででしょうか。
青空と葉っぱの色のコントラストは、時間とともに移り変わります。

まさに「秋は夕暮れ」といった風情。
もう虫は鳴かないけれど、
冬鳥たちが夜に備えて食事中なのか、とても賑やかです。


2016
09.20

秋のお彼岸

秋のお彼岸は、収穫する山の恵みがたくさんあるので、
とても慌ただしいです。

山からはアケビ、クリ、サルナシ、マタタビ、マメガキ(柿渋用)、五倍子、クルミなど。
これら山の幸は、不思議なことにおおよそお彼岸を過ぎてしまうと収穫時期も逃してしまう、
お約束の恵みなのです。

連休で慌ただしいことも重なり、採り逃すことも多いのですが、
最近はその年に採れずとも、あまりがっかりしないで、
翌年の楽しみに持ち越そうと、気の長いことを心がけています。

今年は、彼岸の入りから雨続き、お中日過ぎが勝負でしょうか。
いざ!収穫へ

2016
05.26

 今年はウグイスが久しぶりに長く滞在してくれています。
 昨年は、1週間くらいしか声を聴くことができませんでしたが、
 4月から1ヵ月以上もさえずり、 
しかも、雄2羽が谷を挟んで鳴き合いしています。
 来た当初から、なかなか上手な鳴き方でしたので、
 さぞやモテモテなんだろうと思っていましたが、
 ずっと鳴いているので、お嫁さんが見つかったのかどうか、 
心配になってきました。 

 今ハルゼミとエゾハルゼミの声で山中包まれていますが、
 今年はウグイス、クロツグミ、オオルリ、キビタキなどもまだまださえずっていますので、
 晴れて暖かい日は、大変な賑わいです。
 
  現在見頃のフジとヒメシャガは、そろそろ終わりに近づいていますが、
 キショウブやアヤメやニシキウツギはこれから咲いてきます。

 山菜は、現在、フキ、ホップの芽、ツリガネニンジン、ウド、タケノコ、ワラビなど。
フキは、例年よりもずっと早く、朝食にお出ししています。
 ニセアカシアの花も咲き始めましたので、お花の天ぷらもそろそろ登場する予定です。

2016
04.28

春本番です!

山上旅館のソメイヨシノは4月22日頃満開になりました。
今年は、例年よりも1週間くらい早いペースで、春が進んでいます。
暖かい日は本当に暖かく、玄関にある温度計で日中20℃以上になることもあります。
でも、朝は寒くて、寒い日は4℃くらいまで下がります。
日陰は寒く、日なたは暑いという難しい今日この頃です。

ソメイヨシノが散り始めると、山は木々の新芽が一気に膨らんで、新緑の世界。

色んな種類のヤマザクラが咲き出しますと、
山が笑うってこのことかと思うほど、
たくさんの花たちも咲き競います。

鳥たちも盛んにさえずって、お祭り騒ぎです。

この連休は、花盛りの真っ只中になりそうです。

現在、旅館近くで花の盛りを迎えているのは、
シャクナゲ、ヤマザクラ、ヤマブキ、ワサビ、ニリンソウ、ヒトリシズカ、
イカリソウ、チューリップ、エンレイソウ、ミズバショウ、
ドウダンツツジ、ヤマナシ、ナツグミ、モミジ類などで、

まもなく咲き出すのは、
ズミ(コナシ)、クマガイソウ、サクラソウ、アマドコロ、ヤマシャクヤク、
スズラン、ミヤマオダマキなど。

フジはまだ咲くまでに少しかかりますが、
今年はたくさんの蕾をつけていますので、久しぶりに楽しめそうです。

山菜は、フキノトウは終わってしまいましたが、
現在、ワサビの花が真っ盛りで、コシアブラやタラノメ、春シイタケ、ニリンソウ。

このあと間もなく、コゴミ(クサソテツ)、ホップ(カラハナソウ)、アズキッパ(ハギの仲間)、
ツリガネニンジンなどお出しできると思います。

短い期間ですが、大切な山菜の季節です。

暖かい日が続いてしまうと、あっという間に食べ頃を逃してしまいます。
新芽は、特に逃しがち。まめに山に入る時間がほしいところです。

2016
03.17

積雪と融雪

一昨日丸1日降った雪は20cmほど積もり、
この1週間で合計3回あった降雪では、いずれも重くてベタベタの雪かきに四苦八苦でした。

今朝は気温-4℃で冷え込んだものの、日中は12℃。
日差しは強く、屋根の雪はどんどん落ちて、融けていきます。

この雪で、シカなどの動物たちが標高の高いところから餌を求めて下りてきました。
数頭の群れが夜玄関に近い斜面で鳴いていたので、
早速「あっちゃいけー」と追い返したつもりの雄叫び。

雨氷の倒木で歩きにくいので、シカも来ないのではないかと思っていましたが、
あまり気にしていない様子でした。

融けた雪の隙間から福寿草が再び顔を出しはじめました。

2016
03.10

暑さ寒さも彼岸まで

昨日まで暑いくらいの陽気で、山仕事では汗をかくほどでしたのに、
今日はぐっと冷えて、午後から大粒の牡丹雪が降りました。

崖の湯山上旅館では12センチくらいの積雪です。

気温はこれから冷えてくるようで、
また氷点下に戻ってしまうようですが、
気温差20度以上は当たり前のこの季節、
お客様からのお問合せには、
非常に困ってしまう時節でもあります。

咲き始めた福寿草とスノードロップは雪の下。
フキノトウも雪の下。
昨日まで元気に飛び回っていたミツバチやチョウは
今は地面でじっとしているのでしょうか。

奇妙な暖かさは不気味ですが、氷点下で安心かというと
なんとも言えず、勝手を申しております。







2016
01.31

雨氷(うひょう)被害

1月29日は、朝から夜まで-1℃でした。
この時期の気温としては、暖かい日ですので、雪ではなく雨が1日中降りました。

この雨は、樹木、電線、車など、落ちた衝撃で途端に凍るという不思議な現象で、
すべてのものを氷のコーティングしてしまいます。
その氷が1日中降り続いた雨のおかげで、とても大きくなってしまいました。
      DSC_0663triming.jpg
夜になると重みに樹木が耐えられず、
山からピシピシと枝の折れる音やズズーンと倒れる音がひっきりなしに響きわたり、
23時頃ついに停電になってしまいました。
その音は一晩中続き、朝になると、
家の前の坂道は、アカマツの落枝でふさがれていました。
       densen.jpg 
電気の復旧は、翌日の夜9時30分。
同じ標高帯では松本地域のたくさんの場所で倒木と停電があった中、
多くの中部電力の作業員さんが尽力してくださいまして、
おかげさまで2晩目の停電は免れることができました。

さすがに翌日のお客様にはキャンセルしていただかざるを得ませんでしたが、
この状況では、来ていただける状況ではありませんので、仕方ありません。

崖の湯では人の被害がなく、一部で自動車や家屋に被害があったようですが、
山上旅館では幸い被害がありませんでした。
膨大な量の枝や倒木の片付けは、大きな宿題です。

いまだ低温が続いているため、日当たりの悪い木は今も氷が融けずに
氷の重さで大きく湾曲しています。

2、3年に1度は見られる現象ですが、
被害が出るほどの規模は18年ぶりです。

陽の当たったガラス細工は、まぶしく輝いてとても美しいものです。
折れてしまった樹を見るとがっかりしてしまいますが、
先を見て、「それでも山づくりをする努力を続けなくちゃいけないよ」と
笑顔で言われたご近所の師匠に脱帽なのでした。
      DSC_0653triming.jpg








2016
01.22

上雪(かみゆき)

東京に雪が積もって、大きなニュースとなっていました。

こちらでも、17日(日)未明から18日(月)の午後にかけて、
松本平にはたっぷりの雪が積もり、
市街地では30cmを超え、崖の湯では40cmを超えました。
2、3日は雪かきに追われましたが、
崖の湯に通じる道路は月曜日の11時頃、除雪車により通行可能になりました。

一度にこれだけ多くの雪が積もりますと、
松本はそもそも雪が少ない地域ですので、
交通インフラはズタズタになってしまいます。

高速道路は上下通行止め、国道は大渋滞、JR中央線の特急あずさは運休、
市街地の道路は、除雪が間に合わず圧雪でぼっこぼこ、という有様です。

松本に降る雪は、太平洋側に発生する低気圧が東京に降らせる雪と同じです。
長野県では上雪(かみゆき)と呼ばれています。

通常、冬型の日本海側に降る雪(下雪)は、松本にほとんど積もりません。
高いアルプス山脈のおかげです。

21日(木)の雪は、冬型でしたので、松本にはさほど積もりませんでしたが、
長野地方や白馬などはこの日にたくさん積もりましたので、
現在雪不足のスキー場は、全県でほぼなくなったのではないかと思われます。

今日現在の鉄道やバスなどの公共交通は通常運行になっています。
高速道路も走行可能です。

雪が降ると本当に静けさを感じることができます。
誰も踏んでいない雪原で、雪だるまやかまくらを作りたい方にはお勧め。
満月が近いせいか、雪に木の影が映り、月あかりの雪景色も幻想的です。

           yukineko 





2016
01.15

三九郎

今日は、小正月の行事「三九郎」を行いました。
なぜ松本地方では「さんくろう」というのでしょうか?
どんどん焼きと同じように、お正月の松飾りや昨年の御札、だるまなどを
竹で組んだ支柱に稲わらで組み上げた土台にくくり、焚き上げて
1年の無病息災を願う、本来は子供が主役の行事です。

崖の湯あたりは子供が少ないので、すっかり大人の行事となっていますが、
それでも近所が寄り合って、各家で作った繭玉のお団子を柳の枝に刺して焼き、
皆で食べあうのは楽しいものです。

小正月は1月15日です。
年末年始の忙しさが落ち着いて、やっと一息のタイミング。
繭玉を食べると1年風邪をひかないとか、
焦げた団子はおなかをこわさないという意味があるそうです。
農家にとっても大事な行事ですが、
成人の日が第2週の日曜日になってしまってからは、
地域によって、毎年日を決めて行なわなくてはいけません。
崖の湯では、毎年15日の夕方と決めていますので、
ご覧になりたい方は、どなたでもどうぞご参加くださいませ。

竹の爆ぜる豪快な音!
炎の高いこと、熱いこと。
熾き火で焼きたての団子の味。

毎年行なうことができることに感謝です。
 
              sankuro1
*この写真は、昨年の三九郎の様子です。例年こんな感じですが、
 今年は雪がまったくありませんでした。


2015
11.27

松本に初雪

紅葉から落葉に移っても暖かい日が続いて、
霜が降りないので、漬けものの仕込みができない待ちの状況が続いていましたが、
やっと寒さがやってきました。

このような、いわゆる冬型のお天気の日は、
西山(北アルプス側の山並み)が雪雲で見えなくなり、
島々谷を通って松本にも雪が吹き込んできます。
東山(美ヶ原や高ボッチ高原など松本平をはさんで東側の山塊)は天気が良く、
見晴らせますので、雪がどこに降っているのかとてもよくわかります。

午前中は村井駅のあたりまで雪が舞いましたが、
お昼には崖の湯でもチラチラと雪が飛んできました。

リンゴ狩りで安曇野にいらっしゃるお客様には、
本日は雪ですので、どうか積もりませんように、
お祈りいたしております。



2015
10.02

大風が吹きました

急速に発達してきた低気圧の影響で、
普段風のない崖の湯には珍しく、夜、大風が吹きました。

玄関先のドイツトウヒの木から、
松ぼっくりの落ちる音がボカボカと賑やかでした。
こんなに落ちたのは久しぶりですので、
少し古くなってきたお土産用の松ぼっくりがフレッシュになって、
少し嬉しい気分です。

お客様からは、この大風のせいで、ものすごい量のクリが道路に落ちているとのこと。
たくさんの枝もあるとのことでした。
山が荒れた日の翌日は、川の様子、道の様子、森の様子、畑の様子など
見回りが欠かせません。
ご近所みんなでなんとなく情報を共有します。

今回大きな通行止めや倒木はありませんでした。

幸い、リンゴやブドウ農家にも大きな被害がなかったようでひと安心。

直売所では、リンゴ、ブドウ、ナシなど種類も品ぞろいも豊富になってきました。
試してみたい新しい品種も多く、目移りしてしまいます。

       touhibokkuri
にょろにょろ落ちているのがドイツトウヒぼっくり。
乾燥すると笠が開いてかわいらしくなります。
2015
09.12

秋の七草

ずっと雨続きで、あまり外を見ていませんでしたが、
昨日から晴れ間も見えてきましたので、
少し秋のお花情報です。

秋の七草といえば、萩(ハギ)、桔梗(キキョウ)、葛(クズ)、女郎花(オミナエシ)、
藤袴(フジバカマ)、薄(ススキ)、撫子(ナデシコ)ですが、

山上旅館では、オミナエシの代わりにミズヒキ、ナデシコの代わりにツリフネソウ
というところでしょうか。

ハギは、7月下旬から今までずっと咲いています。
キキョウは、8月始めから今も咲いています。
クズは、お盆過ぎから咲いています。
ミズヒキは、お盆から咲いています。斑入りの葉や白花もあって、
ちょっとしたバリエーションがあります。
フジバカマは、アサギマダラ(蝶)に免じて、コメントなし。
ツリフネソウは、お盆過ぎから咲き始めました。
ピンク色のツリフネソウと黄色のキツリフネが沢沿いに咲き競っています。
ススキは、最近穂が出てきて、すでにお月見に備えているかのようです。

春の花が咲いた時の嬉しい気持ちと
秋の花が咲いた時の侘しさの混じる気持ちは、
毎年慌しくグルグル廻ってきます。
冬の存在があまりに大きいことの証しですね。



2015
07.27

姥百合

今年のウバユリは、当たり年。

ウバユリと呼んでいますが、たぶんオオウバユリだと思います。
背が高くて、人の身長を超すほど大きなものもあるからです。

緑色がかった花は、あまり華やかではありませんし、
葉は花の咲く時期には結構枯れこんでくるので、
ヤマユリやササユリのような端正な姿とは違いますが、
株数の数は圧倒的で、崖の湯を代表するユリといっても過言ではありません。

お客様からもよく聞かれます。
耳の遠い高齢の女性の方から、
「あの花は何というのかいねぇ?」と聞かれ、
「・・・ウバユリといいます・・」
「はぃー?」
「ウバユリです」
「へぇ、何て言ってるだか聞こえねぇわい」
「・・・・(ひぃー、ごめんなさい)・・・・」
たとえ名前が伝わっても、微妙な空気が漂います。
もうちょっと素敵な名前をつけてくれたらよかったのに。

今年はとてもよく咲いていますが、今年咲いた株は、
種子を実らせると枯れてしまいます。
来年咲くものは、今年花をつけなかった株だそうです。

何年か毎にユリ根狙いのイノシシに壊滅的な打撃を与えられます。
それに対抗するかのように、たくさんの種子を振りまくウバユリ。

夕方から夜にかけて、はっきりと漂う香りは、まさに夏の香り。
涼しい夜風とともにお部屋にも届きます。

2015
07.19

山百合が咲きました

梅雨明けと同時にでっかい晴れがやってきました。
空は真っ青、風は台風のなごりで少し強く森林を抜けて
廊下を吹き抜けてゆきます。

下界は暑く、こちらのちょっとした涼しさは代えられないもの。

今日はヤマユリが一斉に開花しました。
つぼみは一株に5~6個ついていたので、
少しずつ順番に咲いてくれるとありがたかったのですが、一気に満開。

虫たちは嬉しそうに吸蜜に訪れています。
ヤマユリは、20株くらいあるでしょうか。
夕方から夜になると花の香りは、なお一層あたり一面漂います。
嫌いな方にはちょっと耐え難いくらい強い香りかもしれません。

ほぼ同時にオオウバユリも咲き始めました。
こちらは数でヤマユリを大きく上回り、また違った香りで挑んできます。
でも、私はこちらの香りのほうが好きです。

「やまがら」の間と2階の女子トイレの右から2番目の窓からがヤマユリのベストスポット。
一枝玄関に挿してみましたが、家族には香りが強すぎて、咲いた途端に苦情が来る始末です。
華やかで美しいけれど移動は避けられません。

         yamayuri








2015
06.18

沢蟹

今日は、午後に雨が降りました。
梅雨というのに雨は久しぶりなので、畑の作物も喜んでいるはずです。

こちらには、雨の日だけに現れる生きものたちがいます。
今日は、サワガニが石垣の隙間から現れました。
紫色のボディーに赤みを帯びたハサミ。

家族に言うと、「今頃は卵を抱いている頃じゃないか?」というので、
確認してみると、確かにおなかにはオレンジ色の卵を抱えていました。
卵の粒は思ったよりも大きくて、海にいるカニよりも産卵数ははるかに少ないようです。 
いったいどこに産むのでしょう?

サワガニは、石垣と小川の間に家族(?)で住んでいます。
カニの巣穴のせいで、時に、沢の水が石垣の隙間から決壊するという、
試練も与えてくれます。
もしもそうなったら、川の岸辺を石垣沿いに長靴で体重をかけて思いっきり踏みこんで、
土の隙間をなくして、水を止めるのですが、
最近は、カニが増えたのか、ファミリーが大きくなったのか、結構頻繁に決壊します。
本当にカニのせいなのかどうかは、わかりませんが。

手のひらに載せてみたら、
カチカチカチカチ、、、。
海で泳いだときに聞こえてくる音でした。

*********

旅館に関すること(温泉の泉質、施設設備、アメニティや料金など)につきましては、
ホームページ(http://yamajo-gake.jp)をご覧くださいませ。
2015
06.09

サワギク

6月に入ると木々の葉っぱは、ますます大きく広がって、森の中は、真っ暗になります。
梅雨に入って日が差さないとますます暗くて、少し怖いくらいに感じるのですが、
そんな時、沢沿いに小さな灯りのように点々と黄色の花が咲いてくれていると、
とても心が和みます。

でも、図鑑で調べて初めて名前がわかった時は、ちょっぴりがっかりしてしまいました。
「サワギク」って、そのままなのですもの。
私が図鑑で調べて、調べがつくことは、あまりないのですが、
調べがついたとしても、この名前じゃ、ため息が出てしまいます。

サワギクは、花期が長いので7月に入ってもきっとまだ咲いているはずです。
切花にしてもかわいらしいので、一輪挿しの常連さんです。

梅雨の時期には、他にもいつも雨に濡れている印象の花があります。
例えば、ヒメシャガ、ヤマボウシ、ヤマオダマキ、ホタルブクロ、ハナショウブ。
それはそれで風情があるのですが。



2015
06.04

ハルゼミたち

山が賑やかな季節になりました。
お客様からのご質問も多い音の正体は、
ハルゼミとエゾハルゼミの大合唱です。

表現しづらいのですが、
ジャワジャワジャワーとか、
ジョンジョンジョンジョンという感じでしょうか。
あまり賛同されないような気がします。

鳥なのか、カエルの声かというのが、ご質問に多いのですが、
セミというと大変驚かれます。

鳴きだしてから2週間以上経ちますので、そろそろ弱り始めたセミたちが、
近頃は玄関近くにも姿を現してくれます。
ハルゼミなのか、エゾハルゼミなのか、雄なのか雌なのか、
なかなか同定できずに時がすぎてゆきます。

お子様が図鑑を調べて、「エゾハルの雌だー!」なんて叫んでくれると
とても嬉しいのですが、私自身見比べてみても、うーん、よくわからない。

羽が透明で小型のセミです。寒い朝や夕方冷え込んでくると鳴きませんが、
晴れた日中は、ずーっと鳴いて賑やかです。
この時期鳥たちは、子育て中なのであまりさえずりません。
代わりに山を賑わせてくれる春のセミたちに、なんとなく感謝。

梅雨の終わり、激しく雨が降る頃までには、
雨音に鳴き声がかき消されるように、セミの姿も見えなくなります。

2015
05.27

ニセアカシアの花

最近、東山山麓線の道上は、花の甘い香りに満ちています。
お花は、ニセアカシアと呼ばれているマメ科の白いお花。
今年は、花つきが特によくて、崖ノ湯口交差点から崖ノ湯までの道沿いは、
圧巻の花道となっています。

ところが、このお花、もともと日本にあった植物ではありません。
山の崩壊を防ぐために植えられた外国からの助っ人です。
不安定な斜面でも、すぐに根っこを張って、大きく育ち、
日本の在来の植物が自然に育ってくる頃には
寿命を終えるということで、植えられたのですが、
近年は増えすぎてしまって、在来の生態系に悪影響を及ぼすとして、
悪者あつかいされています。

そのようなわけで、みんな伐採してしまおう!なんて声が大きくなっていたのですが、
セイヨウミツバチの養蜂家にとっては、
アカシアの蜂蜜として重要な蜜源になっているものですから、
そんな方々からは、伐採反対なんてこともあり、
なかなか簡単には解決できないことになっています。

沢沿いには、セイヨウミツバチの飼育箱をたくさん目にします。
ミツバチたちは、元気に蜜を集めていて、けなげな羽音も聞こえてきます。
アカシアのハチミツは、アルプス市場でも販売されています。
あっさりとした飽きのこない味です。

ニセアカシアは、和名がハリエンジュ。
こちらでは、アカシアと呼ばれることも多いのですが、
本来アカシアといえば、黄色くてポンポンとした花ですので
(このあたりにはめったにありません)、
ちょっと混同されてしまいますね。

このお花をこちらでは天ぷらにしてお出ししています。
お花を揚げると甘い香りが油に移って、台所中に広がります。
短い梅雨前のひとときです。


2015
04.27

そろそろ春爆発

崖の湯に強風が吹く日はとても少ないのですが、この2、3日は、よく吹いて、
ソメイヨシノの花を散らしています。
ソメイヨシノと入れ替わりにニリンソウとワサビが満開を迎え、
八重のサクラやジナシが咲き始めます。
この頃から、次々といろいろな花が咲き始め、
見つけるのもご紹介するのも追いつかなくなって、
一つ花が咲くごとに嬉しかった春探しから、
一人おいていかれるような少し寂しい気分になります。
賑々しく草も伸びてきて、これから半年あまり、草との戦いが始まるからかもしれません。

このところ暑いほどの陽気で森の新芽が日一日とどんどん開いて、
山の様子は、新芽から新緑へ一気に変わっていきます。
ヤマザクラも満開になって、山が本当に笑っているようです。



2015
04.17

ソメイヨシノの桜咲く

薬師堂のシメイヨシノが開花しました。
例年よりも1週間くらい早い開花です。
年々弱ってきている老木ですが、なんとか花を咲かせてくれて、嬉しいかぎりです。

蕾がつくと毎年のようにウソ(野鳥)がやってきて、開花する前の蕾を食べていきます。
今年は、群れが小さかったせいか、蕾を少し残してくれました。

4年前、太い幹にアオゲラが大きな巣穴を開けたと思えば、翌年は他の鳥が巣をかけ、
巣立つ前にアオダイショウが穴から顔をだしていたり。

この太い枝にニホンミツバチが分蜂してきて、蜂玉になっていたので、
屋根に上って飼育箱に確保したり、
確保した飼育箱を狙って、テンやツキノワグマがやってきたこともありました。

老木のソメイヨシノには、たくさんの事件が起きてきました。
きっと、こちらが気がつかないことのほうが多いのでしょうけれど。

しばらくはお花見気分でまいりましょう。

aodaishou.jpg

2015
04.16

カタクリ

  雨の止み間に蕾のまま我慢していたカタクリが一斉に咲き始めました。
やっぱり桜よりも早い開花です。

今年は、イノシシの被害にも会わず、霜にも会わず、順調な花数です。

数年前のイノシシ被害からだいぶ回復してきました。
イノシシは根っこまで掘って食べてしまうので、
地上部だけを食べるシカの被害よりも深刻です。

カタクリは、人も楽しみにしている山菜です。
花の咲く時期に、花と葉を近くの直売所で販売していることも増えてきました。
でも、こちらでは毒のない貴重な植物なので、もったいなくて食べることができません。

カタクリの群生地で、この近くのお奨めは、朝日村の古川寺(こせんじ)です。
こちらから自動車で20分くらいでしょうか。
厄除け観音のお寺として、地元では大変信仰の厚いお寺の一つです。

まだ若葉がない落葉広葉樹林の明るい斜面にカタクリの花が一面に咲いている様子は、
極楽浄土の世界のようです。

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2015
04.11

椎茸(しいたけ)

このところ、3日と空けず雨が降り、
新芽や新葉が日に日に大きくなっています。
先日の積雪でダンコウバイの花が散ってきてしまいましたが、
かわりにワサビやカタクリの蕾が目立ち始めています。
ひょっとしたら桜よりも早く咲き始めてしまいそうです。

そんな中、山に伏せている原木から小さな椎茸が出ていました。
椎茸は年に2回発生し、春と秋に収穫できます。

スーパーで売っているシイタケは、今ほとんどが菌床栽培です。
菌床というオガクズなどの培地にシイタケの菌糸を培養して、
屋内の温湿度調整で発生させたシイタケで、
コナラなどの原木に穴を開けてしいたけ菌を打ち込んで栽培する
原木シイタケとは栽培方法が違うので、区別されています。

原木シイタケは、香りが良くて、肉厚で、
干し椎茸にして、保存もできるので、とっても重宝。
天日干しの自家製干し椎茸は、美味しいものです。

近くの生産者直売所のアルプス市場では、
原木シイタケの生産が盛んな塩尻市のものを入荷しています。
春と秋の椎茸は、特に美味しい時期ですので、おすすめです。

ところで、我が家のほだ木は、5年以上経ってしまいました。
更新しないといけないのですが、
今年もコナラの木の伐採が間に合わず、
ほだ木を準備することができませんでした。
来年こそは、がんばらないと。



2015
04.08

春の雪

季節はずれの積雪は、毎年のことなので、珍しいことではありません。
ゴールデンウィークまでは、雪が降ったり霜が降りたりすることが、
たまにはあるものです。

今朝は、目覚めたら雪景色。
わかってはいても、一旦春の暖かさに身を置いてしまうと、
この寒さがしんどいものです。

今が盛りのフキノトウにも大きな雪帽子が乗っかって、
なんとも可愛らしい。

霜がおりると黒ずんで使えなくなってしまいますので、
雪が早く融けて暖かさがもどるよう、祈るばかりです。




2015
04.02

壇香梅(ダンコウバイ)

壇香梅(ダンコウバイ)は、黄色に始まり、黄色に終わる大好きな木です。
このあたりでは、ヂシャと呼ばれ、山にも多く自生しています。

草木染でもよく染まり、昔から利用されてきました。
枝で染めると春は黄色から、秋にはオレンジまで、
季節によって染まる色が変わります。

雌雄異株なので、雄花と雌花の咲く木は違います。
どちらかというと雄花のほうが華やか。
花が咲き始めると遠目にもぼんやり山が黄色く見えます。
ちょうど洗面所の向かい側の斜面に何本かありますので、
ご覧いただけます。

一枝手折って挿しました。
高級楊枝に使われるクロモジと同じ仲間ですので、
花だけでなく、枝も良い香りがします。
桜が咲くまでは、なんといっても主役なのです。

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2015
04.01

福寿草

福寿草は、早春に眩しいくらい黄色い花を咲かせます。
ちょうど1ヶ月ほど前から、日向の斜面からポツリポツリと咲き始め、
現在は、薬師堂の正面あたりが見頃を迎えています。

タンポポよりも多いかもしれないくらい賑やかです。

このあたりは、シカの食害で山林にとどまらず、庭木や畑にも被害の多い地域ですので、
シカの大好きな植物は、ほとんど食べられてしまっています。
ここ6、7年は、特に被害が常態化しているので、
森林の植生自体がだいぶ変わってきてしまいました。

そんな中、福寿草はとても増えて盛況です。シカは有毒の植物を食べません。
シカの食べない植物だけが生きる権利を得ているようです。

福寿草は春を告げてくれる大切なメッセンジャー。
でも、良いことばかりでないのが複雑です。
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2015
03.31

ウグイス

今朝はウグイスの初鳴きで、目が覚めました。

ここ4、5日、びっくりするような暖かい日が続いています。
ウグイスも思わず標高1000m地点へ到達してしまったのでしょうか。

昨年は、今頃まだ雪がかなり残っていて、寒い日が続いていたので、
だいぶ後になって、やっと上ってきたウグイスが、
1週間もしないうちに急ぎ足でさらに高原へ上っていってしまいました。

今年はもう少し長くいてくれるとよいのですが。

ミソサザイとウグイスのさえずりで、崖の湯は賑やかです。


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2015
03.16

蜘蛛の糸

気温が上がってくると、長い冬の眠りから覚めた蜘蛛が
やたらと元気に糸を張ります。

いまだ葉のない枯れ木の木々は、あっという間に糸だらけ。
油断していると家の中も糸だらけ。

眩しい春の陽にキラキラ光る蜘蛛の糸は、糸の抵抗で風に乗り、
自由に移動した蜘蛛たちの歓びの証でしょうか。
2015
02.21

ブログをはじめました

二十四節季の雨水になって、厳しい冬の寒さも少しばかり緩んできました。

標高1000mの崖ノ湯にも日差しの力強さを感じます。

雪の解けたところからは、福寿草の花が一つ咲きました。

今年初めての開花を機に、今後も季節や自然にまつわるできごとや

周辺情報などお知らせしていけたらと思っています。

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